助成金とは

助成金ってたまに聞くけどどういうものなんだろう。この記事では助成金について簡単に書いていきます。

助成金とは

一言でいえば、国からお金をもらえる制度です。
 
え、お金がもらえるって?
あやしい話だなぁ。
 
お金がもらえるなんて話、ろくなもんないですよね。
こわい世の中ですからね。
 
ただ、これは全然あやしい話ではなくて、「雇用保険二事業」として雇用保険法に定められている正式な国のお仕事です。国(厚生労働省)が運営しています。他にも都道府県が実施しているものなどがありますが、当ブログでは基本的に厚生労働省が実施しているものについてお話ししていきます。

助成金のルーツ

助成金の財源は、雇用保険料です。雇用保険の給付のメインは「失業保険」。従業員が失業した際、次の就職先が見つかるまでの当面の生活が安定するようにと支給されます。
 
前身となる保険は、そのままの名称で「失業保険法」。1947年(昭和22年)に施行されました。昭和20年11月の失業者数は約1,342万人。働ける人の30~40%が失業している状態だったんです。
 
想像するだけでおそろしい。そんな混沌とした時代に対処するためにこの法律はできました。その後は皆さんもご存じ、高度経済成長時代に入っていくわけです。
 
さて、失業保険は、あくまで従業員だった人がもらうものですから、失業させる側(会社)には、給付を受ける機会は訪れない。失業保険は従業員も会社もどちらも払うのにね。会社からすれば、保険料払うだけ払ってもらう機会ないってどういうこと? まったく還元されないのはひどくない? となるわけで。
 
まぁそれはかわいそうかもしれないね。企業側も何かしら給付を受ける機会が必要ですかね。ということで助成金は後々にはじまりました。(こういうこと言うと選挙にも通りやすいしね)

助成金の目的

 
基本的に、ありがちなバラマキ政策と同じで、国の施策を推進するのが目的ですね。
 
例えば、法律ってまずは指針から始まって、ガイドラインに昇格、その後法制化という風にだんだんとその締め付けを増してくるじゃないですか。最初は努力義務で何年か経ったら義務規定に変貌するとかね。
 
努力義務、守りますか? 指針、なにそれスルーしよw って感じですよね。ってか、そもそも知られてもいないとか(笑)
 
そして企業に負担を強いるルールは浸透しにくい。ということで、努力義務のうちに、今やってくれれば特別に〇万円あげるよ、だからやってみてよ~。てなノリで、企業の背中をひと押しするわけですね。そのため、義務化されちゃうと助成の対象から外れます。

助成金と補助金の違い

国からお金がもらえる制度というと、助成金のほかによく聞くのが補助金ですね。一般的に、助成金は社労士が、補助金は税理士や中小企業診断士、コンサルなどが手続きを手伝っていることが多いです。また、助成金のお手伝い(提出代行や事務代理)をお金をもらってやっていいのは社労士だけです。
 
どちらも財源は公的資金なので、「ください(*’ω’*)」とかわいく言えばもらえるものでもなく、申請や審査が必要になり、非常に面倒くさいです。
 
本当に面倒くさいです。

助成金の特徴

雇用保険財源なので雇用保険に加入している会社や個人事業主が対象です。「雇用安定事業」「能力開発事業」を指しています。
 
雇用保険二事業、雇用の安定と能力開発ですから。雇用保険のテキストの後ろの方にありましたよね。え、記憶にない? 試験にでないからなーw
 
だから、雇用保険に入っている従業員がいない会社は対象になりません。従業員の処遇改善や育児休業の取得促進、研修制度の活性化など労働環境の改善がメインなので、補助金と違って経費の何割を助成するとかではなく、アルバイトから正社員を一人採用した、男性に育児休業取らせた、などの決められた条件を満たすことでお金がもらえます。
 
そしてこれは、条件を満たした会社のうち何割の会社に支給とかじゃなくて、条件を満たせば基本的にみんなお金をもらえます。

補助金の特徴

補助金はねー、ぶっちゃけよく知らないwノリで書くと、経済産業省がやってるやつを指すことが多くて、その会社の事業運営にかかるお金を補助してあげるって感じ。従業員いるかいないかとか関係ない。
 
創業補助金とかは「起業」を支援しているから、会社はじめる! という人のスタートを後押しする。最初は特にお金かかりますからね。
あとはものづくり補助金とかね。事業のアイデアにお金だそう! 日本元気にしよう! 世界に遅れるな! でも伝統工芸守ろう! みたいな。
 
指定された期間内に指定の書類(事業計画とか)を出して、それがその補助金の目的に叶うと採択されます。
ものによって違いますけど、採択率20%とか聞くと、あんなにいっぱい書類作ってそんな確率なのかー、結構しんどいなーなんて印象受けます。
採択件数や金額が予め決まっているものが多く、早いもの勝ちだったり、募集が何回かに分けてある中で、予算の残りが少なくなるほど厳しくなったりします。
見事採択されたら、これまた指定の期間内に経費を使って、これこれにいくら経費かかりましたーと報告。その何割かが補助されます。

助成金専門の社労士が必要な理由

助成金情報は、厚生労働省のホームページにぜーんぶ載ってます。だからね、申請のお手伝いとかいなくたってホームページで情報かき集めれば誰でもできるんですよ。
ただ、さっきも言った通り「面倒くさい」。
ちなみに素人が助成金に取り組もうとすると以下のような壁にぶつかります。
助成金の壁リスト
  • 多くの助成金からどれを選べばいいのかわからない
  • マニュアルの法律用語が読み解けない
  • マニュアルがぶ厚すぎて萎える
  • 書式はダウンロードできても書き方がわからない
  • 労務の知識がなくて添付書類が作れない
  • マニュアルが読み込めないため必須条件を見落とす
  • マニュアルに書いていない落とし穴にはまる(社労士もはまるw)
私が社長だったらここは人にまかせて本業がんばったほうがいいな、って思いますね。自分でやれば社労士に払う手数料は節約できますけど。自社1社分やるためだけに調べまわったらその労力で大赤字でしょうね。
 
社労士はその壁を乗り越えるお手伝いをします!!
 
お手伝いの報酬として手数料をいただきます。
具体的にどんなお手伝いをするか、マニュアルに書いていない恐ろしい落とし穴ってなんなのか、業務を進めるうえのコツとは、そのあたりはまたの機会に~(^^)/
 
(参考)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です